昨今、上海では管理性公司の設立が盛んになっています。
管理性公司については従来、「上海市の外国多国籍企業地域本部設立奨励暫定規定」(2002.7.20公布)に明示されていました。
上海市における地域本部の設立条件(同規定第5条)
(1)独立の法人資格を有する
(2)親会社の資産総額が4億米ドルを下回らないこと
(3)親会社の中国における投資総額が累計3000万米ドルを下回らないこと
(4)中国内外において投資、または授権管理する企業が3社を下回らず、かつ当該企業に対して管理およびサービスの機能を担っていること
これらの規定に合致する外商投資企業は地域本部としての認定を申請することができ、投資性会社を設立していない場合は、登記資本が200万ドルを下回らないという条件のもと、管理性公司の形態で地域本部設立を申請することができました。
しかしこのたび、「上海市の多国籍企業地域本部設立奨励規定」(2008.7.7公布、施行)で管理性公司の形態での地域本部設立条件・経営範囲に変更(同規定第5条)があったことで、設立のメリットが高まりました。
<新たな設立条件>
(1)親会社の資産総額が4億米ドルを下回らない
(2)親会社の中国での投資事業における登記資本が累計1000万ドルを下回らず、かつ中国内外において授権管理する企業が3社を下回らないこと。あるいは親会社が中国内外において授権管理する企業が6社を下回らないこと。
(3)登記資本が200万ドルを下回らないこと。
| →設立のハードル下がる |
<地域本部の経営範囲>
(従来)
・投資経営方針の決定
・マーケティング
・資金運用および財務管理
・技術支援および研究開発
・情報サービス
・従業員の育成および管理
・法律、法規、規則で規定するその他の経営、管理およびサービス活動
→(変更後)
・投資経営方針の決定
・資金運用および財務管理
・研究開発および技術支援
・国内での特約販売および輸出入
・貨物の仕分などの物流活動
・企業グループ内の共通サービスおよび国外企業のアウトソーシングサービス享受
・従業員の育成および管理
→事業範囲が拡大したことも大きなメリット |
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こういった状況の変化から、上海において管理性公司の設立が顕著に増加してきています。
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