2021年5月11日発行【大湾区情報レター Vol.11】より
【「第3回大湾区中医薬の伝統継承およびイノベーションに関する会議」にて21の中医薬協力プロジェクト決定】   

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

【「第3回大湾区中医薬の伝統継承およびイノベーションに関する会議」にて21の中医薬協力プロジェクト決定】   

 大湾区の建設においてヘルスケアはかねてより避けて通れないテーマです。「広東・香港・マカオ大湾区計画綱要」では、「ヘルスケアベイエリアづくり」という計画目標がかかげられ、中医薬に関する4つの章が設けられています。今回正式に発表された「広東省国民経済と社会発展第14次5カ年計画及び2035年までの長期目標概要」にも、広東省のヘルスケア戦略の実施と衛生保健の質的発展の促進に関する章が設けられており、中医薬のイノベーション促進についても言及されています。

 2020年10月、国家中医薬管理局は大湾区建設担当事務局および広東省人民政府とともに、「大湾区中医薬ハブ建設計画 (2020~2025年) 」 (以下「建設計画」) を発表し、広東・香港・マカオ地区の中医薬業界が共に議論、貢献、共有するための制度的仕組み構築を提案し、中医薬ハブ建設の新しいスタイルの形成を加速させ、これにより、大湾区での中医薬ハブ建設が正式にスタートしました。

 「建設計画」によると、2025年までに大湾区中医薬ハブは、医療、イノベーション、人材、産業、国際化の5つのハブを構築し、中医薬専門サービスのリーダー、中医薬教育改革のパイオニア、中医薬イノベーションモデル、中医薬専門事業、ハイクオリティな産業振興の推進者となります。

 これまで広東省と香港、マカオの三地区は、健康分野で長い協力関係を築き上げてきました。2018年初に恵州市で開催された第一回「大湾区衛生保健協力会議」では、すでに「大湾区衛生保健協力枠組協定」が締結され、人材育成、雇用、医療サービスと養老介護サービスの結合、緊急時対応などの分野での協力が決定されました。

 4月28日に行われた第三回「大湾区中医薬の伝統継承およびイノベーションに関する会議」では「大湾区中医薬工程技術研究院」の共同建設、「広東・マカオ中医薬製剤開発プロジェクト」、「広東・香港・マカオ恵州トランスレーショナル医学リサーチセンター」の建設などの重要プロジェクトの協力に関する協議書、また、広東省、香港、マカオの各政府機関、企業、機関によって中医薬の伝統継承とイノベーションのための21の協力プロジェクトが締結されました。その中には、中医薬人材の育成、基礎研究、臨床技術、トランスレーショナルリサーチ、中医薬規格の研究開発などの多くの分野が含まれています。

 大湾区のヘルスケア産業における協力によって障壁を取り払い改革とイノベーションを進めることにより、情報、人材、資金、その他の要素がスムーズにまわり、大湾区において規格化された、成熟した、国際マーケットに適合したヘルスケア産業システムの形成を促進していきます。 

【参考資料】

「第3回大湾区中医薬の伝統継承およびイノベーションに関する会議」にて21の中医薬協力プロジェクト決定

・「広東省国民経済と社会発展第14次5カ年計画及び2035年までの長期目標概要」発行に関する通知(粤府(2021)28号:「計画概要」へのリンク付)

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*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

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