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中国本土初!広州南沙に香港式インターネット病院が進出、香港の医療と薬を使用【大湾区情報レター Vol.74】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

  

  

 

 

 

 

 南沙区衛生健康局と開発区香港・マカオ合作事務弁公室の共同推進により、南沙信興インターネット病院は順調に医療ライセンスを取得し、広東省及び香港の医療産業の革新技術と医療業界の規則コンバージェンスに参考となる経験値を提供しています。これは、香港特別行政区の医師により中国本土で開業した最初のインターネット病院になります。

 

最短48時間で香港登録の処方薬受取可能

 

 広州南沙信興インターネット病院は、幅広く専門分野をカバーしており、登録医師は主に香港特別行政区で登録された医師となっています。同病院は香港を拠点として、中国本土の医療システムに一体化してきています。

 

 「診察後、患者は最短で48時間以内に香港で登録された処方薬を入手することができます。」と広州南沙信興インターネット病院有限公司の共同創設者の蔡国俊氏は説明しました。また、オンライン診療プラットフォームは、一部の中国本土の患者にも適しており「もし患者が中国本土で診断されており、香港の医師の意見を聞きたい場合は、『港医通』アプリで選択した医師からオンライン診察を受けることもできます。」と紹介しました。

 

 現在、大湾区の香港医師協会は、広州市南沙と共同で、香港医師に対する現存の医療保険の適用範囲、香港医師が医療サービスのライセンスを申請する方法など、すなわち、香港の医師が香港にいながらにしてインターネットシステムを通じて、時間や空間の制限を超えて、中国本土の居住者に医療サービスを提供できるように、多くの前向きな規則のコンバージェンスに関する多くの問題を協議しています。

 

 研究薬品メーカーから多くの革新的な医薬品がアジアで最初に発売された香港の地の利を生かし、将来的には、同病院は中国本土の患者がオンライン診察を通じて自宅から合法的に世界各地のオリジナル医薬品を入手することが可能になるかもしれません。

 

最先端の政策で南沙への定着を引き寄せる

 

 適切な進出地を探すために、過去数ヶ月間、広州南沙信興インターネット病院有限公司の創設者劉信通氏は南沙の生命科学技術の発展状況の理解のため、香港の医師と共に頻繁に南沙に視察に訪れ「南沙は、香港の医師と協力するのに適した物理的設備を提供する、という比較的先進的な政策があります。香港においてはインターネット診療センターの設備があり、中国本土側の施設が中国側のインターネットシステムに統合し、2つの場所を繋げることができます。これは香港と中国本土にとって、非常に貴重な機会です」と劉信通氏は述べました。

 

 2022年4月、劉信通氏は代表団を率いて広東省メディカルバレー・南沙ライフサイエンスパークに進出し、香港式インターネット病院である広州南沙信興インターネット病院が正式に広東省メディカルバレーに入居しました。香港の優れた医療サービスを中国本土に導入し、広東省・香港医療産業の技術革新やリソースなどの接続と交流が共同で促進されています。

 

 

 

 

・中国本土初!広州南沙に香港式インターネット病院が進出、香港の医療と薬を使用






 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

免責事項:

  1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
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