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全国初のクロスボーダー高齢者向けサービス標準化パイロット拠点、広州南沙でスタート【大湾区情報レター Vol.78】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

 

  

 

3月29日、広東省広州市南沙区高齢者向けサービス提供機構によるクロスボーダー高齢者向けサービス標準化パイロットプロジェクトが広州市南沙区にて発足しました。

 

 

当該プロジェクトは広東省が今年選定の6つの国家レベルサービス業標準化パイロットプロジェクトの1つで、全国初のクロスボーダー高齢者向けサービス標準化パイロット拠点でもあり、相互利益と相乗効果のために、クロスボーダー高齢者向けサービスの促進を積極的に模索していきます。

 

 

発足式典では「広東省広州市南沙区高齢者向けサービス提供機構によるクロスボーダー高齢者向けサービス標準化パイロット」という看板が正式に掲げられ、南沙、香港、マカオの高齢者施設の代表が「広東・香港・マカオ・クロスボーダー高齢者向けサービスの標準化協力覚書」に調印し、三地区におけるクロスボーダー高齢者向けサービスのスタンダードについて協同研究及び実施を進めることを通じて、優位性の相互補完、融合発展の良好な局面を形成するように目指します。

 

 

香港高齢者サービス協会の魏仕成主席は「高齢者向けサービスのハード面では中国本土は徐々に香港に近づき凌駕しつつあるが、制度やプロセスなどのソフト面では、香港には長年にわたる発展の実績があり、中国本土が参考に値する多くの経験値がある」とし「今回の標準化に関する協力は広東・香港・マカオにおける高齢者向け産業の協同発展をさらに推進し、双方の強みを最大限に発揮し、高齢者のより良い安心できる老後生活を実現できるよう助力する」と述べました。

 

 

紹介によると、全国初のクロスボーダー高齢者向けサービス標準化パイロット拠点として、南沙区はクロスボーダー高齢者向けサービスのプロセス、サービスの質、サービスの安全性など、多方面のニーズに対応するべく、科学的な体系を構築し、操作性及び指導性の高いクロスボーダー高齢者向けサービス関連のスタンダードを共同で制定し、そして研修、広報などを通じて、そのスタンダードの広範な適用と実施を促進し、高齢者のために規範化、多元化、個性化されたサービスを提供します。

 

 

大湾区におけるクロスボーダー高齢者産業における巨大なマーケットとチャンスは、香港・マカオの企業や投資家を引きつけ投資を加速させています。昨年、広東省と香港においては「広東省・香港の高齢者向けビジネス協力の共同推進に関する覚書」と「広東省高齢者施設介護サービススキームの拡大に関する協力に関する意向書」を締結し、高齢者向けサービス分野における交流、協力と優位性の相互補完、両地における高齢者の生活の質向上を推進していきます。南沙区民政局の共産党組織メンバーで三級調査員の廖仁偉氏によると、南沙区は現在、香港高齢者向けサービス協会とサービス枠組協定を締結しており、高齢者向けサービス人材の育成や香港の高齢者が南沙において老後生活を過ごす際の受入といった分野での協力が進められています。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

【参考資料】

・全国初のクロスボーダー高齢者向けサービス標準化パイロット拠点、広州南沙でスタート





 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

免責事項:

  1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
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