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リコー、香港に国際人工知能研究センターを開設【大湾区情報レター Vol.89】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

 

香港投資促進局(インベスト香港)によると、2025年3月4日、香港において60年以上の歴史を持つ日本の著名なテクノロジー・サービス・プロバイダーであるリコー香港が、サイバーポート(数碼港)の国際人工知能研究センターにて、「リコーInno AIセンター」の開設及び「リコー Inno AI プログラム」の発足セレモニーを開催したと発表されました。

 

今回の取り組みは、香港現地企業へ技術支援を提供するとともに、スタートアップ企業に先進的な人工知能リソースと支援を提供し、香港が国際的なイノベーション・テクノロジー拠点としての地位をさらに強固にすることを目的としています。

 

 

 

国際的なイノベーション・テクノロジー拠点を目指す香港の地位向上に貢献

投資促進局次長である呉国才(Charles Ng)氏は、研究センター発足セレモニーにおいて

リコーが香港に国際人工知能研究センターを開設されたことを心よりお祝い申し上げます。これは重要なマイルストーンであるとともに、香港において活況を呈しているスタートアップ・エコシステムや、国際イノベーション・テクノロジーの拠点としての信頼の表れでもあります。我々は、科学技術・イノベーション分野における香港の主動的地位を高めることができる取り組みは、いかなるものでも全力で支援いたします

と述べました。

 

 

リコー香港有限公司のマネージング・ダイレクターである荘礼基(Ricky Chong)氏は、

香港は活気に満ちあふれ、多文化が融合する都市であり、成熟したビジネス環境と豊かな人材資源に恵まれています。さらに中国の「第14次5カ年計画綱要」において香港が「八大センター」として位置付けられており、国際的なイノベーション・テクノロジー拠点として高く評価されています。加えて、香港は「引進来、走出去(外資の中国国内への誘致と中国国内からの海外進出支援)」の両面で重要な役割を果たしており、これらの要素いずれにおいても、香港をリコーアジアパシフィックにおける事業拠点として選択し、大湾区や世界各地からの専門人材を集めることにプラスになっています。

と述べました。

 

 

荘氏はさらに、

人工知能技術の急速な発展に伴い、変化する市場の需要や消費者行動に柔軟に対応するため、企業にはより革新的で先見性のあるソリューションが必要とされています。そこでリコーは、香港InnoAIプログラムを立ち上げました。初年度の立ち上げ資金は5,000万香港ドルの予算を見込んでおり、主な用途は、オフィスのセットアップ、チームメンバーの採用、インフラ整備などであり、現地スタートアップ企業に対して包括的な支援を提供し、競争の激しいビジネス環境の中での成功を後押しすることを目指しています。

と付け加えました。

 

 

 

スタートアップ企業とのコラボレーションを促進するリコーグループ

リコーは、グローバル・テクノロジー・リーダーとして、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて企業の業務効率や運営効率の向上に取り組んでいます。新たなリコー香港のInnoAIプログラムは、リコーアジアパシフィックに新たなビジネスチャンスをもたらし、リコー製品技術の多様性を高めるとともに、先進的な人工知能リソース、専門的指導、そして創造性と革新的思考を育むクスペースを提供することで、スタートアップ企業とのコラボレーションを促進していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【参考資料】

日本著名科技服務供應商理光在香港開設國際人工智能研究中心

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 






 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

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