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香港サイエンス・テクノロジーパークと恒生銀行 香港のイノベーション発展加速のための新たなパートナーシップ協定を締結【大湾区情報レター Vol.39】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。


 

 

 

 香港サイエンス・テクノロジーパーク(以下、「HKSTP」)と恒生(ハンセン)銀行は、今後3年間にわたり、香港のビジネス・イノベーションとデジタル開発を促進するためのパートナーシップを継続・強化し、香港初の「未来支店体験館」の設立、イノベーション企業の大湾区への進出を支援するためのプログラム、その他インキュベーションや投資活動など、一連の新しい連携取り組みを推進します。

 過去3年間、恒生銀行とHKSTPは共同で革新的なデジタル・バンキング・ソリューションを開発し、顧客に優良なサービス体験を提供してきました。 この成功をもとに、両社は「顧客第一」の精神をさらに発揮し、銀行業務のプロセスをより簡略化し、同時にイノベーション育成を強化します。

 

 これまでの両者の代表的なプロジェクトのひとつは、2020年にサービスが開始された馬鞍山にある恒生銀行新港城センター支店内の大型デジタル・インタラクティブ・カーテンウォールになります。 恒生銀行がHKSTP内の会社、IOIO Creative社と共同で開発したこのカーテンウォールは、リアルタイムのマーケット、金融に関するさまざまな情報を提供しています。 顧客はカーテンウォールにあるQRコードを読み取るだけで、関連情報を瞬時に携帯電話に表示させることができます。

 

 両者の提携プロジェクトの一つである「未来支店体験館」では、顧客志向のデジタルイノベーションの開発を促進するために、技術テストと銀行の支店サービスのためのリアルなビジネステストシーンを提供します。この「体験館」は、テクノロジーや業界のパートナーを集め、より多くの銀行ソリューション・プランを生み出し、顧客にオンラインとオフラインのシームレスな体験を提供することを目的としています。 また、恒生銀行は、大湾区への進出を検討しているサイエンスパーク(香港科学園)内企業に対し、一連のピンポイントの銀行・金融サポート・サービスを提供する等、その他コラボレーション・プロジェクトも行っています。

 

 恒生銀行はまた、多くの大手企業や新興企業の中にあって、九龍塘にあるHKSTPのイノセンター(InnoCentre:創新中心)内にあるフィンテックセンターの最初の企業パートナーです。フィンテックセンターでは、フィンテック・エコシステムの間で直接的かつ効率的に交流と協力を促進し、銀行などの金融機関との協力の可能性を模索し、共に香港の金融サービスの革新を推進できるよう働きかけています。

 

 

【参考資料】

 

香港サイエンス・テクノロジーパークと恒生銀行 香港のイノベーション発展加速のための新たなパートナーシップ協定を締結

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

免責事項:

  1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
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