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グローバルヘルス・アジア・サミットが香港で開幕 業界のチャンスに注目【大湾区情報レター Vol.48】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。


  

 

 

 

 香港特別行政区政府、香港貿易発展局の共同開催による第2回グローバルヘルス・アジア・サミット(ASIA SUMMIT ON GLOBAL HEALTH)が11月10日香港で開幕し、世界各地の専門家や業界関係者がオンラインとオフラインでヘルスケア産業のチャンスや今後の発展といったテーマについてディスカッションを行いました。

 

 同サミットの挨拶において、香港特別行政区行政長官ジョン・リー(李家超)氏は、香港政府の旗艦イノベーションプロジェクトである「InnoHK クラスター」には、香港と海外のトップ研究機関が運営する28の研究室が集まっており、そのうち16の研究所は生命・健康分野に特化していると述べました。2024年以降、落馬洲ループ(Lok Ma Chau Loop)の香港-深圳イノベーションアンドテクノロジーパークを活用し、生命・健康分野などの戦略的産業に焦点を当て、有名企業や人材を香港に誘致する予定です。

 

 国家衛生健康委員会副主任の曹雪涛副主任はビデオメッセージで、香港は中国本土という後ろ盾により、独自の優位性を持っており、国家衛生健康委員会が、香港の医療・看護分野の団体や学術機関の医学部と中国本土の同業者と積極的に交流し、医療科学技術の革新と応用、臨床実践などの分野で協力体制を強化し、香港の国家衛生健康構想への溶け込みを支え、大湾区の衛生健康の総合発展を推進することを歓迎しました。

 

 世界保健機関(WHO)のジュジャンナ・ヤカブ副事務局長はビデオメッセージで、グローバルな衛生問題に取り組む上で、科学、研究、イノベーションの力が重要であると述べました。そして、より強く、より強靭な衛生システムを構築するために、各界が一丸となる必要性を強調しました。

 

 この2日間のサミットは、香港貿易発展局(HKTDC)がコーディネートし、「第13回香港国際医療・ヘルスケア展」と同時に開催され、「第1回インターナショナル・ヘルスケア・ウィーク」のハイライトのひとつとなったものです。 この展示会には約300社が出展し、多くの企業が展示会を通じてビジネスチャンスを発掘し、大湾区マーケットへ参入することを望みました。

 

 香港のある出展社は、トイレのカバーを自動的に交換し、排泄物をビニール袋に密閉することで、従来の便座よりも効果的に介護者の負担を軽減する斬新な「移動式ドライトイレ」を出展しました。同社担当者は、展示会でより多くのバイヤーと出会い、提携の機会を見つけられることを楽しみにしており、また、大湾区の他の都市にもビジネスを拡張していきたい、と述べました。

 

 15日間にわたるインターナショナル・ヘルスケア・ウィークは11月1日に開始し、アジアのヘルスケア産業におけるイノベーションと投資を促進し、この分野における新たな機会を捉えることを目的とした一連の会議とネットワーキングイベントが開催されました。

 

 

 

【参考資料】

 

・グローバルヘルス・アジア・サミットが香港で開幕 業界のチャンスに注目

 

 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

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