広東・香港・マカオ革新創業知的財産権総合サービスプラットフォーム、成果発表イベントを開催
- 公開日 2024.06.11 | 大湾区(グレーターベイエリア)情報
「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。
先日「2024年知的財産権啓発週間」と「広東・香港・マカオ革新創業知的財産権総合サービスプラットフォーム成果発表会」が開催され、1年前に正式にスタートした「広東・香港・マカオ革新・創業知的財産権総合サービスプラットフォーム」の業務成果が現場で発表されました。
広東省、香港、マカオの創業知的財産権総合サービスプラットフォームは、中国本土、香港、マカオの知的財産権ビッグデータの検索と比較、特許のデジタル特性化などの機能を備えた初の知的財産権総合サービスプラットフォームです。現在、知的財産権データは1億3000万件超が収録され、譲渡、転化可能な広東・香港・マカオの知的財産権は3万件超が集まっており、広東・香港・マカオの知的財産権サービス組織59社が常駐しており、広東・香港・マカオのイノベーション、起業と共同発展を効率的にサポートしています。
近年、広州市南沙区では知的財産権戦略の実施を加速し、知的財産権保護を強化し、知的財産権公共サービスを向上させ、ビジネス環境の最適化をし続けています。
第一に「知的財産権10ヶ条」を制定、公布し、高価値の知的財産権育成プロジェクトと重点産業特許ナビゲーション計画を展開し、高品質の知的財産権の創出を促進しました。
第二に、知的財産権の「三位一体」保護システム**を構築し「南沙知的財産権紛争解決ガイドラインマニュアル」を制定、公布し、13の重点産業園区の知的財産権の保護と援助のためのワークステーションを配置・建設し、高水準の知的財産権保護を強化します。
第三に、知的財産権公共サービスセンターを建設し、商標受付窓口、香港知的財産権問い合わせ窓口などの業務機能を統合し、広州特許代理店広州南沙サービスステーション、広東省知的財産権保護センター南沙支所、広州知的財産権保護センター南沙支所などを設立し、ハイレベル知的財産権サービスを提供します。
統計によりますと、2023年、南沙の特許授権は8192件、発明特許授権は2008件で、42.1%の増加、商標登録は14,384件、有効登録商標は147,149件で、7.8%の増加、知的財産権の担保融資額は24億6,600万元に達し、78%の増加となっています。
**知的財産権の「三位一体」保護システム構築:
知的財産権の民事、刑事、行政事件をまとめて、特定の裁判所や裁判機関で集中審理し、知的財産権保護の効率と質を高めることを指す。
会場では南沙区新素材産業の特許ナビゲーション報告書も発表され、広東・香港・マカオ知的財産権サービス業連盟と広州市南沙区知的財産権公共サービスセンターが設立されました。
【参考資料】
・広東・香港・マカオ革新創業知的財産権総合サービスプラットフォーム、成果発表イベントを開催
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本記事の目的:
本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。
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