NEWS

ニュース

羅湖イミグレーション再開発計画浮上、北部都会区経由でMTR接続【大湾区情報レター Vol.36】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。


 

   

 

 深圳市政府は、香港とのボーダーに位置する羅湖に香港のMTR東鉄(イーストレイル)線と接続する鉄道用敷地を確保し、東鉄線を深圳側の羅湖まで北上させ、香港人が羅湖-香港島間を東鉄線で往来できるようにする計画を立てていると報道されました。

 

 当報道によると、羅湖イミグレーションの再開発が開始され、香港北部都会区の新しい鉄道プロジェクトと接続するために、香港東鉄線の北への延長などの主要プロジェクトが予定されているとのことです。

 

 また、深圳政府口岸事務所は先日「羅湖イミグレーション再開発計画および全体分布研究」に関する入札公告を発表しており、そこには香港の東鉄線との接続条件の確保、香港-深圳間交通の「通勤化」を促進することが言及されています。

 

 深圳側の意向によると、羅湖をクロスボーダー消費、金融テクノロジー、科学技術協力などの分野に焦点をあて、交通、都市、科学・教育、産業、生活を一体化したハブゲートウェイとすることが計画の一つとされています。

 

 しかし、香港東鉄線が羅湖まで延長された後の乗客の通関手続きがどのようになるかについては報道では明記されていません。

 

 なお、5月15日には、ついにMTR東鉄線のクロスハーバー横断区間が開通し、アドミラルティ(金鐘)駅は香港のMTR東鉄線、港島線(Island Line)、南港島線(South Island Line)、荃湾線(Tsuen Wan Line)の4線を結ぶ「スーパーハブ」となり、香港側の羅湖駅から湾仔コンベンション・アンド・エキシビション・センターやアドミラルティ駅に直接アクセスできるようになりました。

 

 深圳側の羅湖イミグレーションの再開発が決定し、香港東鉄線が北に延伸されると、深圳の羅湖イミグレーションから東鉄線に乗りそのまま香港島に直接アクセスできることになり、さらに便利になることが期待されています。

 

 

 

 

【参考資料】

 

・羅湖イミグレーション再開発計画浮上、北部都会区経由でMTR接続 (5月10日 HKET)

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

.

.

本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

免責事項:

  1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
  2. 青葉コンサルティンググループ及びその傘下の関連会社は、本報告書における法律、法規及び関連政策の変化について追跡報告の義務を有するものではありません。
  3. 法律法規の解釈や特定政策の実務応用及びその影響は、それぞれのケースやその置かれている状況により大きく異なるため、お客様各社の状況に応じたアドバイスは、各種の有償業務にて承っております。

※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

Contact Us お問い合わせはこちら