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「香港中医医院」着工 「香港スタイル」の漢方臨床サービス確立を目指す【大湾区情報レター Vol.38】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。


 

 

 6月2日、香港中医医院と香港政府の中医薬検査センターの起工式が行われ、香港の中医薬発展における新たな一歩を踏み出しました。 この2つのプロジェクトは2025年に完成予定で、段階的にサービスが提供される予定です。

 香港中医医院と香港政府中医薬検査センターは、九龍半島東部に位置する將軍澳(Tseung Kwan O)の百勝角(Pak Shing Kok)に位置し、それぞれ4.29ヘクタールと1.72ヘクタールの敷地となっています。 香港中医医院は、香港で初めて「モジュール工法」を採用した多層階病院プロジェクトです。

 起工式は、オフラインとオンライン両方のハイブリッド形式にて行われました。 香港特別行政区行政長官のキャリー・ラム氏、食品及衛生局局長のソフィア・チャン氏、並びにその他の来賓がプロジェクトサイトでの起工式を執り行いました。 国家衛生健康委員会、国家薬品監督管理局、広東省衛生健康委員会、広東省薬品監督管理局、マカオ特別行政区政府衛生局局長などの関係者は、オンラインにて参加し祝福を送りました。

 

 キャリー・ラム氏は、この重要なプラットフォームと、香港中医医院と中国本土および海外の中医薬機関との今後の協力関係により、「香港スタイル」の中医学臨床サービスの確立と国際舞台での中医薬サービスの推進が可能になると考えていると述べました。

 

 香港中医医院は、香港特別行政区政府の委託を受け、香港バプティスト大学が官民パートナーシップモデルの下で運営し、香港における中医学の旗艦機関および応用・実用者として発展することを目指し、香港の中医薬サービス、教育・トレーニング、イノベーションおよび科学研究の発展を促進していきます。 この病院では、入院および外来治療を含む純中国医学、中国医学を主体とする臨床サービス、中国医学と西洋医学の協力による臨床サービスを提供する予定です。

 

 香港政府衛生署管轄の中医薬検査センターは、国際的に認められた中医薬品の安全性、品質、検査方法に関する基準規格を先進技術を駆使し研究・開発する役割を担っています。 同センターは、今後も中国医薬品の標準化と国際化を推進し、技術移転を通じて中国医薬品産業の品質管理を強化し、香港の中医薬品のブランドイメージを高め、香港を中国医薬品の検査と品質管理の国際センターとして確立していきます。

 

 

 

【参考資料】

 

・「香港中医医院」着工 「香港スタイル」の漢方臨床サービス確立を目指す 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

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