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中国・香港のビザ無し日本人の方が、中国・香港へ渡航する前に読んでおくべき留意事項

 

注:2023年2月15日時点の情報となります。

 

2023年に入ってから、1月8日からの香港-マカオ-中国間の部分的往来再開に引き続き、2月6日(月)には、ついに待望の香港-中国の全面的往来再開となりました。スーツケースを引いて歩いたり、人気の飲食店に並んだりする人々、家族や友人との久しぶりの再会など、香港の街の様子も明らかに賑やかさを取り戻してきていることが肌で感じられるこの頃です。

 

しかし、中国のビザを保有していない我々日本人(ここでは日本パスポート保持者を指すこととします)は、まだそれほど簡単には中国本土へ入ることはできません。ここでは、ビザ無し日本人が香港、中国へ渡航される場合の注意事項についてご案内させていただきたいと思います。

 

 

香港のビザ無し日本人が、日本から香港へ渡航する場合

ビザ無し日本人を含む非香港居民の方が、日本から香港へ渡航する際のワクチン接種の要件は撤廃されました。従い、ワクチン未接種の香港ビザ無し日本人の方も、香港に来ることができるようになりました

 

ただ、香港外からの入境者に対して、24時間以内のRATテストもしくは48時間以内のPCR検査による陰性結果の提示が引き続き必要です。しかし、RATテストであれば、市販のキットによりご自身でテストを行い、陰性が表示された結果を写真に撮って保管しておくだけで大丈夫です。

 

また、日本へ帰国する際、指定ワクチンを3回以上接種していない方は、「香港出境前72時間以内」の要件を満たしたPCR検査陰性証明書(書式)を日本側で提出しなければならないことに注意が必要です。そのため、香港滞在中にPCR検査を受けなければなりません。(在香港日本領事館HPより-必須項目を満たした検査証明書を発行している医療期間リスト

 

 

香港入境後の注意事項について

現在、香港内において、飲食店の出入りに「ワクチンパス(ワクチン接種者の証明)」の提示や、QRコードのスキャンは全く必要なくなりました。また、様々なイベント等での人数制限も撤廃されましたが、屋外や公共交通機関内でのマスク着用の義務については、まだ解除されていません。

 

マスク着用義務は法律で定められており、違反の場合には罰則も課せられることから、屋外や公共交通機関、またマスク着用を求められている場所では必ず着用するようにしましょう。(マスクに関する法律は暖かくなる春頃には、撤廃されるかも、、と言われています。)

 

また、運悪く、香港でコロナに感染してしまった場合は、政府への報告や隔離命令の義務はすでに撤廃されているため必要なく、通常の病気と同様、各自クリニックにて処置を受けることとなります。

 

 

日本から香港経由で中国への入国について

コロナ期間中、鉄道や船での中国の移動はすべてストップしていましたが、今年1月8日に一部再開し、2月6日には全面再開され、現在出入境の人数制限はなくなりました。

 

ただ残念ながら、2018年9月に開通した高速鉄道(高鉄)や、同年10月に開通した香港珠海マカオ大橋のあおりを受けてか、昔ながらの移動手段である船便は、全体的に減便しており、さらに香港から中国行き列車といえばでお馴染みの「直通車」と言われるホンハム発広州東駅、北京、上海行の列車に至っては、全面再開後においても運行を停止したままで、新聞記事などでは、もうこのまま運行廃止してしまうのではと憶測されています。

 

このように、交通手段や人数制限の面において、日本や海外から香港を経由して中国への入国が通常通りとなりましたが、中国への入国時において、香港、マカオでの滞在歴が7日以下である場合には、48時間以内のPCR検査陰性証明が必要であることに注意してください。

 

 

 

 

さて、このように往来が再開して、さぁ中国へ出かけよう!と行きたいところですが、現状中国へ行けるのは、回郷証と呼ばれる中国への通行カードを所有している香港人の方および中国の有効なビザを所有している外国籍の方々のみで、ビザ無し日本人は、まだ中国へ入国することができません

 

 

 

ビザ無し日本人が香港で中国ビザを取得するには

日本人は、従来ビザ無しで15日間中国で滞在することを認められていましたが、この「ビザ無し渡航」がまだ認められていないため、入国することができません。また「Lビザ」と呼ばれる旅行ビザも、まだ受け付けが再開されておりません。そのため、中国の各種居留許可を取得済でない場合には、それ以外の何らかの現在有効なビザを取得してから、中国に向かう必要があります。

 

先月、一時的に外交的対抗措置として日本の中国大使館がビザの受付を停止したことはニュース等で大きく報道されましたが、現在は日本国内および各地でビザ申請の受け付けは再開しています。ここで、香港での中国ビザ取得について簡単にご紹介します。

 

 

 

短期出張目的の商業貿易ビザ「Mビザ」の取得方法

 

香港での中国ビザ申請は、湾仔にある「香港中国ビザセンター(香港中國簽證申請服務中心)」で受け付けをしています。現在受付が行われている中国ビザは、居留目的のZビザ(就労)、留学目的のXビザなどがありますが、今回は、短期出張目的の商業貿易ビザ「Mビザ」についてご紹介します。

 

「Mビザ」は、中国国内の子会社や取引先からの招聘(しょうへい)に基づいて発行されるビザとなります。そのため、当ビザで中国に入国した場合、可能なのは、取引先との商談、展示会への参加などとなっており、現地企業での就労はできないことに注意が必要です。(*現地企業の一員として業務を行う場合には、必ず現地企業がビザスポンサーとなりZビザを取得し、就労居留許可を取得しなければいけません。)

 

 

事前予約と事前申請が必要!

香港中国ビザセンターでは、ウォークインでのビザ申請は一切受け付けていないことに注意してください。そのため、まず申請書をインターネット上で入力の上、顔写真をアップロードし提出、レファレンス番号を受領後、当番号にて申請日を事前予約する必要があります。

 

申請に必要な情報は学歴、職歴、中国滞在歴等の本人情報だけではなく、妻子、父母を含む家族情報や過去のビザ取得歴、渡航スケジュールや滞在費用負担先等々、かなり多岐にわたります。また、中国国内の法人・機関が発行した招聘状の情報を網羅した、要件を満たす形で作成する必要があります。

 

 

ビザセンターでの申請当日の流れ

ビザ資料をインターネット上で提出し、予約が取れたら、後はパスポートや香港IDカードの原本、署名済みの紙ベースの申請書類、提出必要書類を持参して、指定時間前にビザセンターへ向かいます。ちなみに指定時間に行ったとしても入口で整理券を受け取り、その自分の番号が呼ばれるまで待つことになり、かなり(少なくとも1時間以上)待たされることになります。

 

そして、申請資料が揃っていれば申請は受け付けられ、パスポートを預け、代わりに受領証を受け取ります。また申請時に指紋採取されることから、必ず申請者本人が申請に出向かう必要があります

 

 

その後のビザ取得の流れ

ビザセンターでは、ビザに関する申請書類が基本的に揃っているかをチェックし受け付けるのみで、実際の審査は中国外務省の在香港機構「外交部駐港公署」が行います。そのため、申請後に追加資料、情報の提供が求められることもあります。

 

最終的にすべての必要資料が揃い、問題がなければ、再度ビザセンターへ出向き、ビザと預けたパスポートを取りにいくことになります。「加急」(エクスプレス)で申請の場合は、3稼働日後(午前提出、午後受取)に、「普通/正常」(ノーマル)で申請された場合は、申請日から4稼働日後に受領することができます。

 

またこの受取りについては、ビザセンターが発行した受領証を持っていけば、本人でなくても問題ありません。ビザ代金支払いは香港ドルで現金もしくはEPS(香港のデビットカード)での支払いとなります。

 

 

 

 

 

このように、ビザ申請には、当局に要求にあった資料・情報を正しく提供する必要があり、審査も厳しく行われています。また、申請が一度却下されると、その後一定期間(3ヶ月)同センターでのあらゆるビザ申請が受け付けられなくなります出張による香港からの中国渡航を計画されている方は、十分余裕のある日程にてこれらの資料や情報をご準備の上、申請手続きを行ってください。

 

もしもご自身で申請手続きが難しいということであれば、弊社では各種ビザや中国国内での居留許可取得に関するお手伝いをさせていただいておりますので、ご入用の際は、是非お問い合わせください

 

 

 

 

 

【参照リンク】

 

 

 

 

 

 

 

本記事の目的:

本記事は、主に香港へ進出されている、またはこれから香港進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、香港での経営活動や今後の香港ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

免責事項:

  1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
  2. 青葉コンサルティンググループ及びその傘下の関連会社は、本報告書における法律、法規及び関連政策の変化について追跡報告の義務を有するものではありません。
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