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中国初の越境Eコマース取引業者による低空物流航路の試験飛行、広州・東莞で実施【大湾区情報レター Vol.90】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

 

2025年4月1日、越境Eコマース取引商品を搭載したドローンが広州市黄埔総合保税区において順調に離陸し、東莞市水郷河西デジタル産業区に着陸しました。これにより、中国初の越境Eコマース取引の都市間低空物流航路の試験飛行が無事に終了しました。

 

 

初の広州市-東莞市・都市間ドローン配達プロジェクト

「広州黄埔総合保税区-東莞水郷河西デジタル産業区の都市間低空物流航路」デモンストレーションプロジェクト(以下「航路」)は、広州市開発区、東莞市水郷経済区が共同開発した都市間ドローン配達プロジェクトで、広州市-東莞市の低空経済分野では初めてのデモンストレーションプロジェクトでもあり、広州・東莞両地の協力による低空経済等の新興産業にて新たな進展があったことを示しています。

 

当航路は、広州開発区交通投資集団有限公司の完全子会社である広州開発区低空産業発展有限公司により運営されます。広州開発区低空産業発展有限公司は主に、当航路の日常運行、ドローン配送・調整、飛行技術のサポートなどの作業を行い、低空経済分野のインフラ建設の改善を加速させ、広州開発区、黄埔区の低空経済のハイレベルな発展を促進することに強固な保障を提供しています。

 

 

 

中国初の総合保税区にて越境Eコマース取引をドローンで直接配送するビジネス

当航路は広州市黄埔総合保税区を出発点とし、東莞市水郷河西デジタル工業区を終点とし、所要時間はわずか10分と、陸上貨物輸送(約50分)と比べて時間を大幅に短縮できました。これは広州市開発区が、ローカル低空航路の開設、顧客宛のドローン直送、倉庫-店舗間のドローン直送などのビジネス成功に続いて、東莞市水郷経済区との密接な協力を通して、さらに航程・空間を更に突破した全く新たな試みとなりました。

 

広州市開発区、黄浦区は、広州市の低空経済発展のパイロットエリアとして「黄埔区低空経済適用分野典型例」及び「黄埔区低空経済適用分野機会リスト」を発表し、低空経済応用シーンを原動力として、低空経済の「新たなブーム」を巻き起こしています。

 

2024年、広州市の穂港智造協力区内の西区ワイン文化街(西区時光99)において、黄浦総合保税区における「前ショップ、後倉庫」のモデルの発展のもと、極めて迅速に商品をピックアップできる中国初の「十分間速達保税体験ショップ」がオープンし、運営されています。

 

中国の総合保税区で中国初の越境Eコマース取引の輸入商品のドローンでの直接配送するビジネスは画期的な方法で完成し、保税体験ショップで注文した商品をボーダーを越えて低空配達で20キロ離れた顧客の元にに届けることに成功し、「保税展示+新小売」の業態及び「越境Eコマース取引のハイスピード配送」モデルの融合的発展をまさに実現できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【参考資料】

国内首条跨境电商低空物流跨城航线落地穗莞

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 






 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

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  1. 本資料はあくまでも参考用として作成されたものであり、法律や財務、税務などに関する詳細な説明事項や提案ではありません。
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