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香港初「北部都会区プロジェクト協力協定」署名 約1,800戸の住宅今年着工予定【大湾区情報レター Vol.75】

「大湾区情報レター」では、今後、日系企業の皆様に有用と考えられる最新情報をピックアップしお届けしていきます。

  

   

 

 新世界発展有限公司(New World Development、以下「新世界発展」)と華潤置地有限公司(China Resources Land Ltd.、以下、「華潤置地」)は2023年12月27日、香港初となる「北部都会区プロジェクト協力協定」(以下「協定」)の締結を発表しました。この協定は北部都会区の共同開発を進めるための枠組みを定めるものであり、まず元朗南部に位置する約1.4万平方メートル2の土地の開発が最初に進められ、総建築面積約6.7万平方メートルに住宅1,800戸が提供される見込みです。工事は今年着工予定となっています。

 

 北部都会区では、新世界発展が約139万平方メートルの農地を保有しています。2022年10月には、新世界発展と華潤置地が北部都会区プロジェクトに関する協力意向書に署名し、地域内の農地を共同で開発する可能性について検討を進めてきました。北部都会区発展促進のための香港特区政府のトップレベルの枠組みがますます完備されるにつれ、双方は大きな前進を遂げ、元朗開発プロジェクトの実現推進に成功しました。

 

 香港特別行政区政府は昨年10月末に「北部都会区行動綱領」を公表し、北部都会区を「国際的なイノベーション・テクノロジー新都市」と位置づけ、「ハイエンド専門サービス及び物流ハブ」「イノベーション・テクノロジー・ゾーン」「イミグレーション貿易産業ゾーン」「グリーンレクリエーション・観光エコシステムゾーン」の4つの開発エリアが設定されました。

 

 元朗開発プロジェクトは計画中の「ハイエンド専門サービス及び物流ハブ」エリアに位置し、交通インフラが整備されています。MTRの朗屏駅(Long Ping Station)までの所要時間は約6分、わずか約30分で香港島、九龍、深圳へアクセスでき、充実した生活施設と便利な生活環境が整備されており、大きな発展の可能性を秘めています。

 

 両社は、香港の長期的な経済発展に新たな活力をもたらし、中国の発展によりよく溶け込むために、強い目的意識と協力のもと、それぞれのリソースと能力を最大限に活用し、香港政府の北部都会区開発加速を支援する意向を示しています。

 

 

 

 

 

・香港初「北部都会区プロジェクト協力協定」署名 約1,800戸の住宅今年着工予定






 

 

 

 

*本記事が記載されている大湾区レターは、以下のリンク先からダウンロードしていただけます。

 

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本記事の目的:

本記事は、主に中国へ進出されている、またはこれから中国進出を検討されている日系企業の皆様を対象に、中国国内での経営活動や今後の中国ビジネスに重大な影響を及ぼしうるような国家・地方レベルの最新の法律法規と関連政策の主な内容とその影響、日系企業をはじめとする外資系企業の取るべき主な対策などを紹介することを目的として作成されています。

 

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